Music-Review !(CDレビュー)
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音楽CDレビュー

『INTERSTATE』
『GOODBYE』

08/02/15

ULRICH SCHNAUSS-GOODBYE
ULRICH SCHNAUSS

【FORAMT】CD
【RECORD COMPANY/LABEL】INDEPENDENTE
【NUMBER】ISOM68CD
【PRODUCER】ULRICH SCHNAUSS
【GET!! HP】Goodbye - TOWERRECORDS - HMV

【曲目】
1.Never Be The Same
2.Shine
3.Stars
4.Einfeld
5.In Between The Years
6.Here Today, Gone Tomorrow
7.Song About Hope, A
8.Medusa
9.Goodbye
10.For Good
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 最近なにかとエレクトロニカ好きの間ではそのクオリティの高さゆえ騒がれているウルリッヒ・シュナウスの2001年リリースの傑作ファースト『Far Away Trains Passing By 』、2003年セカンド『A Strangely Isolated Place 』に続く、約4年ぶりとなる3rdアルバム。渋谷HMVの試聴機で一曲目のイントロ聴いただけで『うん、これは買い!』って感じで即効ゲットしました。まあホント私にとってはど真ん中のツボでしたね。シューゲイザーってのはご存知の方も多いと思うけど、シュー(shoe:くつ)を見るように下を向いてひたすらノイジーなギターをかき鳴らす音楽のことなんだけど、このウルリッヒ・シュナウスの場合は、それをエレクトロニクス(シンセサイザー)をメインで作りだしていて、それが美しいストリングス音やエレクトロニカな音と絶妙にブレンドされていている感じなんだ。たぶんこの人は相当に耳が良い。そしてノイズ(騒音)が作り出す静寂・美しさを理解していて、そのノイズの美しさと誰が聴いても美しいと感じるストリングス音をブレンドしたらきっと素晴らしいものが出来るに違いないというコンセプトに到っているように思う。全体的にサイケデリックかつシンフォニックで薄明るい様は、まるで夜明け間近のBGMという感じ。 音量を絞って聴けばBGM的に流して聴くことが出来、音量をある程度あげるとヴォリュームのあるビート感もあり、音の重ね方は想像以上に厚い。その細部までを堪能するにはハイファイなオーディオシステムが必要だろう。 とにかくドラマティックかつエモーショナルなシューゲイザー+エレクトロニカの大傑作!と言っていい作品だと思う。8曲目の「Medusa」では、自身がキーボードとして参加している英マンチェスター出身のバンド、LongviewのRob McVeyとコラボレーションもしている。本作を聴くと、先行シングルでドリーミー・シューゲイザーの守護神=ロビン・ガスリー(コクトー・ツインズ)を招いたのも納得という感じだ。とにかく耽美系エレクトロニカの代表格として、これからも要注目なアーティストだと思う。

MONOLAKE-INTERSTATE
MONOLAKE
【FORAMT】CD
【RECORD COMPANY/LABEL】IMBALANCE COMPUTER MUSIC
【NUMBER】ML001
【PRODUCER】--------
【GET!! HP】Interstate - TOWERRECORDS - HMV

【曲目】
1.abundance
2.gecko
3.tangent1
4.tangent2
5.perpetuum
6.amazon
7.ginza
8.terminal

 Monolakeが'99年に自身のレーベル、インバランスからリリースしたセカンドアルバム「Interstate」がDubplates & MasteringのRashad Beckerによりリマスターされ、ジャケットアートワークも新たに再発となった。オリジナル盤はこちら→『Interstate 』。本作は、ミニマルテクノ、ミニマルダブの名盤と言われている作品で、名作『Gobi. The Desert 』と並んで現在も高く評価され続けている一枚。単なる平坦で凡庸なミニマルテクノとは一線を画する、音楽を立体で作るセンスは聴く度に凄いなと思わせる。惑星地球を地上10Mぐらいを保ちつつ砂漠や熱帯雨林のジャングルを巡航しているかのような気分にさせてくれる。アルバム全体に漂う、ひんやりとした空気感と超立体的ステレオ感は他ではなかなか味わえないものだ。ベーシック・チャンネルのモーリッツィオ直系のリバーブ・エコー音を軸とした超立体的サウンドと言えるだろう。ドープで冷たくも美しい。8曲目、11曲目ではフィールドレコーディングを取り入れるなど、音に関して試行錯誤の段階であったことが見て取れる点も興味深い。12”になっていないトラックが多いのも本作品の特徴だ。1日中、部屋にながして聞くのもグッドな感じだ。ここで、MONOLAKEについて少し紹介しよう。MONOLAKEは、ドイツのミニマル・テクノ・シーンを支えてきたRobert HenkeとGerhard Behlesが結成したユニットで、97年、音響の名門、Chain Reactionよりアルバム『Hongkong 』でデビューした。その後、インバランスに移籍して本作を発表している。現在Gerhard Behlesは、テクノ・エレクトロニカな音楽製作ソフトAbleton Live を出しているソフトウェア会社、Abletonの社長業に専念しているらしい。とにかくリマスタリングされて、よりダークに、より暖かく、よりクランチーに、そしてより綺麗にリマスターし、新しいジャケット・アートワークでお届けする本作。既に持っているファンも確実にまた買いなおしたくなる完成度の全8曲。